内見後の断り方の良い例・悪い例|事前に押さえておくべきポイントを解説

  内見後の断り方の良い例・悪い例|事前に押さえておくべきポイントを解説

「内見後に断ってもいいのかな」そんな悩みを持っている方は少なくないはずです。本記事では断る際のポイントやタイミングなど、かなり実践的な内容をお伝えしていきます。

濱田 真理
【執筆・監修】濱田 真理

光回線のオペレーターの傍ら、WEBライターをしています。 通信系ライター時代にSEOについてのライティングを身に着け、以降宅地建物取引士の資格を活かして不動産系SEOライターをしております。 クライアント様には、毎回ほぼ修正なしで高品質の記事を納品できる点を高く評価いただいています。 分かりやすい解説と確かなエビデンスにより、信頼される記事の執筆が可能です。

【保有資格】宅地建物取引士

「内見したあと、断ってもいいのかな?」
「断り切れずに申し込んでしまったらどうなるの?」
「内見したいけど、いつ、どんな断り方をしたらいいのかわからない」

内見した後の断り方で、上記のような疑問や悩みを持つ方は少なくないでしょう。

内見は物件を確認する重要なステップですが、内見した後で断ってもまったく問題ありません。

内見した後に物件を断る際、スムーズで礼儀正しい方法で断れば、その後も不動産会社との良好な関係を保てます。

本記事では、内見した後に良い断り方や悪い断り方、断るときのマナーやタイミング、不動産会社との円滑なやり取りを詳しく解説しています。

さらに、理想のお部屋探しをするうえで気をつけるべきポイントも紹介し、あなたの部屋探しをサポートします。

内見してから断ってもいいの?

「内見」とは基本的に不動産会社の営業マンに同行してもらい、室内を見ることを指します。

内見したからと言って、必ずしも契約する必要はありません。

内見した人の約半数は断るので、不動産会社の人は断られることに慣れています。

しかし断り方次第では不動産会社へ迷惑がかかるため、断る正当な理由とともに必ず感謝を伝えましょう。

内見したあとの良い断り方

内見したあとの良い断り方として、以下の点に気をつけましょう。

  • 断ると決めたらなるべく早く断る
  • 納得できる理由で断る

断ると決めたらなるべく早く断る

内見してみて断ろうという気持ちが固まったら、なるべく早めに伝えるのがマナーです。

同じ部屋を希望している人は、あなた以外にもいるかもしれません。

あなたに契約する気がないとわかれば、不動産会社の営業マンは他の人に早く紹介できます。

断ったら悪いなどと気にしてなかなか断らないほうが、かえって営業マンに迷惑をかけます。

納得できる理由で断る

納得できる妥当な理由で断られれば、不動産会社の営業マンも希望条件にあった別の物件を紹介しやすくなります。

妥当な理由としてはおもに、以下のようなものがあります。

  • 周囲の生活音が気になる
  • 日当たりが良くない
  • 写真で見たイメージと違う
  • 生活臭がする
  • コンビニやスーパーなどが遠い
  • 他の部屋と比べたい
  • 入り口が狭く手持ちの家具が入らない

日当たりに関しては、内見した時間帯によっても違うので、別の時間帯に再度内見を希望することも可能です。

内見したあとの悪い断り方

内見したあとの悪い断り方としては以下の通りです。

  • なかなか断らない
  • 断る理由に妥当性がない

なかなか断らない

断るつもりなのにあいまいな返事をしたり、なかなか断らなかったり、先延ばしにしたりすることは、不動産会社に迷惑をかけるパターンです。

不動産会社からの連絡を無視し続けるのは最悪の対応で、以降不動産会社から部屋を紹介してもらいにくくなります。

同じ部屋を内見したい人が他にもいるかもしれないし、あなたの希望にあった部屋を他にも紹介できるかもしれません。

連絡を無視し続けたりあいまいな態度でなかなか断らなかったりすると、不動産会社の営業マンは困ってしまいます。

断る理由に妥当性がない

妥当性がない理由で断られると、営業マンは次の物件を紹介もできず困ってしまいます。

妥当性がない理由としては、以下のようなものがあります。

  • 家賃が予算オーバー
  • 他社で契約するつもり
  • なんとなくイメージが違う

予算オーバーや他社で契約するつもりといった理由は、内見前から分かっていたことで、不動産会社に無駄な労力をかけたという点で、不誠実な対応です。

ただ漠然とイメージが違うという理由では、妥当な理由にはならず、他の物件の紹介がむずかしくなります。

内見したあと断るタイミングと手段

内見して断ろうと決めたのなら、内見後その場で断るのが一番です。

同行してくれた営業マンに面と向かって断りにくければ、いったん検討すると言って持ち帰り、当日中にメールか電話で断ることもできます。

検討したい場合も、なるべく3日以内にメールか電話で連絡しましょう。

早く断れば、不動産会社は他の入居希望者に部屋をすすめられますし、あなたにも早く次の物件を探してくれます。

断れずに申し込んでしまったら

営業マンの強引なトークやその場の雰囲気に流されて、内見後に申し込みをしてしまっても、断ることは可能です。

本契約の前であれば、預り金も返金されます。

ただし契約書を交わした後であれば、違約金や解約料が発生する可能性があるため、注意が必要です。

内見して理想の部屋をみつけるためのポイント

以下の3つのポイントを押さえておくと、内見して理想の部屋をみつけられる可能性が高まります。

  • 内見前に自分でできることは確認しておく
  • 希望条件に優先順位を決めておく
  • 気になることはすぐ質問する

内見前に自分でできることは確認しておく

内見の際、以下のような点を確認する必要があります。

  • 手持ちの家具が入るか
  • 家具を希望通り配置できるか

事前に手持ちの家具のサイズをしっかり計っておくことが必要です。

内見してみると、壁に凹凸があって予定通りベッドが置けなかったり、入り口が狭いため大きなソファが入らなかったりすることもあります。

周辺の騒音やスーパー・コンビニが近いかどうかは、あらかじめGoogleマップで幹線道路、幼稚園・学校、工場、スーパー、コンビニなどの位置を確認可能です。

希望条件に優先順位を決めておく

希望条件に優先順位をつけておくと、内見した際スムーズに判断できます。

一般的には以下のような点が重要なポイントです。

  • 電波状況が良好か
  • 日当たりが良いか
  • 周辺の騒音が気にならないか
  • コンビニやスーパーが近いか
  • 室内に気になる臭いはないか

日当たりが良いかどうかは、内見した日が曇りだった場合、日中部屋にいることが多い時間帯に再度内見すれば確認できます。

幼稚園、学校、工場が近くても、日中仕事でほとんど家にいない場合は、優先順位を下げても問題ないでしょう。

気になることはすぐ質問する

内見して気になった点は、すぐ質問することをおすすめします。

不動産会社から大家さんに確認が必要だった場合、質問するのが遅ければ回答に時間がかかり、その間に他の入居希望者に契約されてしまうかもしれません。

営業マンがすぐ答えられる質問であれば、その場で疑問が解消され、申し込むかどうかの判断が早くできます。

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まとめ

この記事では、内見したあとの断り方や、内見して理想の部屋をみつけるためのポイントについて解説しました。

営業マンの強引さに押されてしまったり、断るのが苦手な性格だったりして、内見のあと断る勇気がない方は、現地集合・現地解散の内見がおすすめです。

また、不動産会社によっては、オンライン内見というサービスがあります。

オンライン内見は、不動産会社の営業マンが現地にいてZOOMなどオンラインで室内を見せてくれます。

あなたは現地に行く必要も、営業マンに直接会う必要もありません。

ただし、オンライン内見では、室内の臭いや周辺の雰囲気までは分からないので、注意が必要です。

この記事を参考にしていただき、不動産会社と円滑な関係性をキープできる断り方を理解し、あなたの理想のお部屋を見つけるためのキッカケになったら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考元:内見だけして帰るのはアリ?内見後の上手な断り方や不動産屋の本音を公開!
内見したお部屋は契約する必要がある?断り方や良いお部屋の基準を宅建士が解説
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